人色-hitoiro-

いつかの阿久津くんみたく
京夜の事を悪く言う阿久津くんの
姿を見ても、今はムカつかない。

全て分かった上で阿久津くんは
今、私の事を引き留めてくれてる。
だから、答えるべきだ。
ありのままの素直な言葉で。

伊織「だって‥好きなんだもん。」

奏「‥‥え?」

伊織「京夜じゃなきゃダメなの。
私がそばにいたいんだもん。」
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