人色-hitoiro-
伊織「阿久津くん、好きでした。」
奏「うん。」
伊織「すっごくすっごく好きでした。
ずっと気付かないふりしてたけど
ううん、本当は気付いてたけど
京夜への想いと向き合わないようにしてた。
でも、もう今日でやめます。」
奏「うん。」
伊織「私はやっぱり京夜が好き。
寂しげな後ろ姿に
頑張れって声をかけたい。
1人で涙を流す夜にはそばにいたい。
パラレルワールドがあるのなら
私は向こうの世界でも京夜を愛する。
だから、もう阿久津くんとは
付き合えません。」
奏「うん。」