人色-hitoiro-
楓「ごめんねは1回で十分だけど
ありがとうは何回でもいいね。」
涼介「うん。」
楓「奏の事だけじゃないんだよ。
私がここへ来た一番の理由は
加々美くんが友達と
どんな話をしてどんな風に笑うのか。
友達の事をどう思っているのか
そうゆう事を知りたかったの。
それにね、奏の笑顔を見たいって
思えたのも、加々美くんが隣に
いてくれると思ったからなの。
そんな勇気を持てたのはあなたのおかげ。
奏が今、幸せなら私も幸せになりたい。
だから、私と付き合って下さい。」
堪らず俺は
楓ちゃんの事を抱き締めた。