人色-hitoiro-


伊織「別にどうでもいいよ。
何があったのかは知らないけど
悪いのはあなたなんだから。
彼女を泣かせたあなたが悪い。」

奏「随分な言い草だな。」

阿久津くんは私の腕を引っ張り
無理矢理その場に立たせた。

奏「みっともないよ。
女子大生が大都会の道端で
這いつくばるなんて。」

伊織「関係ないよ。そんな事。」
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