人色-hitoiro-
奏「何があったかは興味ないのに
100%俺が悪いのに
何でネックレスなんて探してるの?
伊織ちゃんには関係ないでしょ。」
伊織「関係ないよ。
でも、見ちゃったから。
見過ごせないよ。」
奏「ネックレスなんて
また買えばいい。」
伊織「それでも私は探すよ。
阿久津くんがもういらないのなら
ゴミ箱にでも捨てちゃえばいいよ。
明日、大学へ持ってくよ。」
奏「勝手にしろよ。」
阿久津くんは呆れながら
私の手を離し横断歩道を渡っていった。