人色-hitoiro-

奏「大切じゃない。あんなネックレス。
あのネックレスは憎しみの塊だ。」

伊織「だったら、余計に
見つけなきゃいけないね。」

やっぱり伊織ちゃんは
ものすごく非常識な人間だ。
やっぱり俺は伊織ちゃんとは
分かり合う事は出来ない。

だけど、ずぶ濡れになりながら
俺なんかのために一生懸命に
なってくれる伊織ちゃんの姿が
嬉しかったんだ。

心が満たされていったんだ。
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