人色-hitoiro-

京夜と涼ちゃんと茜以外に
私の事を受け入れてくれる人が
いるとは思わなかった。

阿久津くんは自販機の横のベンチに座り
私はまたネックレスを探した。
阿久津くんが持ってきてくれた
傘と懐中電灯のおかげで
さっきよりも探し易くなった。

どれほど経ったのかは分からないけど
ようやく探し物が見つかった。

伊織「阿久津くん、これ。」

奏「見つかったんだ。」

伊織「うん。」
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