白き竜の語り部
シレアのまとう不思議な雰囲気も相まって、我を混乱させている。戦士らしく泥臭い部分もあるがしかし──
[そなた。魔法も繰れるのか]
手甲に刻まれている文字は、古の魔力を宿すエルフの文字だ。我がそれを見逃すものか。
つまり、この者は、
[魔法戦士(ウィグシャフタ)とはまた]
エルドシータで魔法を駆使できる者は珍しい。素質がなければ、いくら内包する魔力が強くても魔法を操ることは出来ぬ。
エルフや古き種族は元々、魔法使い(ウィザード)の資質を持って生まれる。しかし人間は全体的に見ても少ない方であろう。
それだけに、人間社会にとって魔法を繰る者は重宝され、良き扱いを受ける者が多い。
[渡り戦士でもない者が独りとは希有(けう)と思うておったが]
それなりの戦士やレンジャーならば、独りでの旅は問題なかろう。
[そなた。魔法も繰れるのか]
手甲に刻まれている文字は、古の魔力を宿すエルフの文字だ。我がそれを見逃すものか。
つまり、この者は、
[魔法戦士(ウィグシャフタ)とはまた]
エルドシータで魔法を駆使できる者は珍しい。素質がなければ、いくら内包する魔力が強くても魔法を操ることは出来ぬ。
エルフや古き種族は元々、魔法使い(ウィザード)の資質を持って生まれる。しかし人間は全体的に見ても少ない方であろう。
それだけに、人間社会にとって魔法を繰る者は重宝され、良き扱いを受ける者が多い。
[渡り戦士でもない者が独りとは希有(けう)と思うておったが]
それなりの戦士やレンジャーならば、独りでの旅は問題なかろう。