とある学園の禁断恋愛
委員会
入学式の翌日、1時間目は学活で、委員会や係決めだった。相も変わらずゆるーい口調で李月先生が進行する。
「えー、では、まず委員会を決めまーす。あ、あと、入試首席と次席は生徒会に絶対入んなきゃだから。そこんとこよろしくー。」
・・・はぁ!? 全員の口が開く。いや、開いていないのが2人いた。月と、そして、入試次席である、米田 六だ。この2人は事前に、生徒会から説明を受けていたのである。その時、絵早 乱が声を上げる。
「てゆーか、次席が米田君って事は知ってるけど、首席は誰な訳ー?気になるんだけど~。」
無邪気な笑顔でそう言う。それを聞いた皆も、確かに、と言い合っている。すると李月先生が、
「あー、首席ねー。夜谷 月ちゃんだよー。」
と、本人に何の確認もなしに言った。
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