とある学園の禁断恋愛
席に座ったまま、窓際に立っている綺麗な桜の木を見つめていると、ガラリと音を立てて、扉が開く。月は、誰か来たのだろう、位の気持ちであったので、視線はそのまま桜の木を見ていたが。不意に聞こえたその声に、思わず顔を前へと向ける。
「あれ、月ちゃん?」
ヒュン!
そんな音がつくくらいの速度で前を向く月。視線を向けた先には、思った通り、先程会ったばかりの教師、李月先生が居た。驚きに少し目を見開く月。教室に沈黙が訪れる。その沈黙を破ったのは、以外にも月だった。
「・・・さっきぶりですね、李月先生。ひょっとして、担任なんですか?」
「さっきぶりだねー、月ちゃん。ひょっとしなくても担任だよ。」
「・・・先生、頭良かったんですね。」
「えー、月ちゃんこそ、めちゃ頭良いじゃん。入試、首席でしょ。」
「よく御存じで。」
「そりゃーねぇ。一応教師だし。」
そう、月は実は首席なのだ。勿論、新入生代表の演説をやってくれないかとの申し出もあった。しかし、月は人混みが苦手なので、そういった場は無理だと断ったのだ。その結果、次席の生徒が挨拶をすることになったのだが。
「あれ、月ちゃん?」
ヒュン!
そんな音がつくくらいの速度で前を向く月。視線を向けた先には、思った通り、先程会ったばかりの教師、李月先生が居た。驚きに少し目を見開く月。教室に沈黙が訪れる。その沈黙を破ったのは、以外にも月だった。
「・・・さっきぶりですね、李月先生。ひょっとして、担任なんですか?」
「さっきぶりだねー、月ちゃん。ひょっとしなくても担任だよ。」
「・・・先生、頭良かったんですね。」
「えー、月ちゃんこそ、めちゃ頭良いじゃん。入試、首席でしょ。」
「よく御存じで。」
「そりゃーねぇ。一応教師だし。」
そう、月は実は首席なのだ。勿論、新入生代表の演説をやってくれないかとの申し出もあった。しかし、月は人混みが苦手なので、そういった場は無理だと断ったのだ。その結果、次席の生徒が挨拶をすることになったのだが。