近づいてよ
そして両親に紹介したい人がいると告げた…
「え?美空に?恋人?」
お母さんは目を丸くしてこちらを見た
「うん、会社の上司で笹沢修太郎さんって言うんだけど…3ヶ月前から付き合い始めて……それで…」
光への想いを知っている母には言いづらくてモゴモゴしていると母はこちらを見ずに呟いた
「……そう……連れてくれば?」
何だか口調が冷たいように感じてしまった
「うん……」
「ホントにそれでいいの?」
やはり母は光との事を言っているのだろう
だけどこの不毛な片思いを終わらせたいのだ私は
「うん…もういいの」
「なら、お母さんは何も言わないわよ」
それ以上は話が出来なかった
そんな週末…修太郎さんは自宅にやって来た
「ただいま」
駅まで迎えに行き、修太郎さんを連れて家に帰ると
玄関先で仰け反った
「ようこそお越しくださいました…初めまして、美空の保護者の加崎光と申します」
満面の笑顔で迎えたのは光だった
「なっ……なんで光が居るのよ!!保護者って意味分かんないから!」
「美空」
叫ぶ私の横で修太郎さんは目を細めて微笑んで見せると
私の手を取りギュッと繋ぐ
そして光に頭を下げた
「光さん初めまして、笹沢修太郎と申します
お噂は予々……美空から聞いています、仲のよい兄弟のような関係だと……それにホントにアイドルや俳優さんみたいに美形ですね…ビックリしましたよ」
完璧な余裕、出来るオトナの彼にいくら光と言えども文句など言えまい
黙っている光を私は軽く睨むようにした
(ふふん、だ)
「へーそりゃどうも…余計なことを美空が言ってないか気になりますが………あ、どうぞ上がってください
佐和子さーん!来たよー」
ペロッと舌を出すような仕草をして光はリビングに進み、母を呼びつけていた
……なんで今日に限ってきてるのよ!!
「修太郎さん、ごめんなさい……光が失礼で……」
頭を下げると修太郎さんは優しく微笑みを返してくれた
「んー?大丈夫だよ、案内して?美空」
オトナだわ修太郎さん……
気を取り直して修太郎さんをリビングに案内して向かった
「え?美空に?恋人?」
お母さんは目を丸くしてこちらを見た
「うん、会社の上司で笹沢修太郎さんって言うんだけど…3ヶ月前から付き合い始めて……それで…」
光への想いを知っている母には言いづらくてモゴモゴしていると母はこちらを見ずに呟いた
「……そう……連れてくれば?」
何だか口調が冷たいように感じてしまった
「うん……」
「ホントにそれでいいの?」
やはり母は光との事を言っているのだろう
だけどこの不毛な片思いを終わらせたいのだ私は
「うん…もういいの」
「なら、お母さんは何も言わないわよ」
それ以上は話が出来なかった
そんな週末…修太郎さんは自宅にやって来た
「ただいま」
駅まで迎えに行き、修太郎さんを連れて家に帰ると
玄関先で仰け反った
「ようこそお越しくださいました…初めまして、美空の保護者の加崎光と申します」
満面の笑顔で迎えたのは光だった
「なっ……なんで光が居るのよ!!保護者って意味分かんないから!」
「美空」
叫ぶ私の横で修太郎さんは目を細めて微笑んで見せると
私の手を取りギュッと繋ぐ
そして光に頭を下げた
「光さん初めまして、笹沢修太郎と申します
お噂は予々……美空から聞いています、仲のよい兄弟のような関係だと……それにホントにアイドルや俳優さんみたいに美形ですね…ビックリしましたよ」
完璧な余裕、出来るオトナの彼にいくら光と言えども文句など言えまい
黙っている光を私は軽く睨むようにした
(ふふん、だ)
「へーそりゃどうも…余計なことを美空が言ってないか気になりますが………あ、どうぞ上がってください
佐和子さーん!来たよー」
ペロッと舌を出すような仕草をして光はリビングに進み、母を呼びつけていた
……なんで今日に限ってきてるのよ!!
「修太郎さん、ごめんなさい……光が失礼で……」
頭を下げると修太郎さんは優しく微笑みを返してくれた
「んー?大丈夫だよ、案内して?美空」
オトナだわ修太郎さん……
気を取り直して修太郎さんをリビングに案内して向かった