〜starting over〜
そして迎えた運命の日。
あの日。
瑞樹に連れられて行ったのは、Museのボーカルオーディション会場だった。
何を隠そう、湊さんは作曲家兼プロデューサーで、結構な大物著名人だったのだ。
Museの他にも多数のアーティストをプロデュースしている、らしい。
本人はあんなんなのに、人は見かけによらないわよね。
いつだったか、TVCMで流れてたアイドルの懐メロカバー曲も、懐メロではなくちゃんとした湊さんのオリジナルで、チェックしてただけらしい。
個人的に感じていたアイドルオタク疑惑も、これを機に清廉潔白が証明されました(良かったね)。
で、話は戻るけど、瑞樹はオーディションをやる気のない湊さんへの悪戯に、瑞樹が女装して審査会場でトドーンと登場して湊さんのアホ面を拝もう!というサプライズを企んでたらしい。
でも、思わぬ私の存在を知ってしまい、どうせなら姪っ子ちゃんと職場で偶然遭遇の方が面白いかも!で、私が審査を受ける羽目に……。
順番が回ってきて、湊さんと感動の対面を果たした時は、吃驚仰天、青天の霹靂!!
ではなく、現実は湊さんのげんなり顔だったけどね。
人って、あんなにあからさまに嫌な顔ってするもんなのね。
こっちは驚きすぎて、悲鳴あげそうになったのに。
あれは、心底腹立たしかったわ(後生、絶対忘れない)。
しかも、審査でアカペラで披露したのは、瑞樹の『あなたは愛をくれない』。
だって、当時一番聞き入ってた曲だったから、つい専行してしまったのよ。
そしたら、それも湊さんの作曲で、まーーーー悔しいったらっ!
しかも、依頼を受けて脚本とか読んでも、いいアイデアが浮かばず。
そんな時に、私の失恋話が。
いいネタがあるじゃない、な感じで出来たのが『あなたは愛をくれない』だったんだって。
そりゃあ、自身がモデルの曲だもん、共感するわな。
しかも、それを気に入って唄ったなんて、私ってどんだけ自虐的なんだか。
でも、不思議な事にとんとん拍子に受かってしまい、私を入れて3人がMuseのメンバーになりました。
あの日。
瑞樹に連れられて行ったのは、Museのボーカルオーディション会場だった。
何を隠そう、湊さんは作曲家兼プロデューサーで、結構な大物著名人だったのだ。
Museの他にも多数のアーティストをプロデュースしている、らしい。
本人はあんなんなのに、人は見かけによらないわよね。
いつだったか、TVCMで流れてたアイドルの懐メロカバー曲も、懐メロではなくちゃんとした湊さんのオリジナルで、チェックしてただけらしい。
個人的に感じていたアイドルオタク疑惑も、これを機に清廉潔白が証明されました(良かったね)。
で、話は戻るけど、瑞樹はオーディションをやる気のない湊さんへの悪戯に、瑞樹が女装して審査会場でトドーンと登場して湊さんのアホ面を拝もう!というサプライズを企んでたらしい。
でも、思わぬ私の存在を知ってしまい、どうせなら姪っ子ちゃんと職場で偶然遭遇の方が面白いかも!で、私が審査を受ける羽目に……。
順番が回ってきて、湊さんと感動の対面を果たした時は、吃驚仰天、青天の霹靂!!
ではなく、現実は湊さんのげんなり顔だったけどね。
人って、あんなにあからさまに嫌な顔ってするもんなのね。
こっちは驚きすぎて、悲鳴あげそうになったのに。
あれは、心底腹立たしかったわ(後生、絶対忘れない)。
しかも、審査でアカペラで披露したのは、瑞樹の『あなたは愛をくれない』。
だって、当時一番聞き入ってた曲だったから、つい専行してしまったのよ。
そしたら、それも湊さんの作曲で、まーーーー悔しいったらっ!
しかも、依頼を受けて脚本とか読んでも、いいアイデアが浮かばず。
そんな時に、私の失恋話が。
いいネタがあるじゃない、な感じで出来たのが『あなたは愛をくれない』だったんだって。
そりゃあ、自身がモデルの曲だもん、共感するわな。
しかも、それを気に入って唄ったなんて、私ってどんだけ自虐的なんだか。
でも、不思議な事にとんとん拍子に受かってしまい、私を入れて3人がMuseのメンバーになりました。