イジメ返し3

「カンナちゃん……」

ギュッとカンナちゃんにもらった手紙を胸に抱きしめる。

目をつぶると、カンナちゃんの笑顔が目の奥に浮かんだ。

カンナちゃんの死で何もかもが終わったと思うのは浅はかすぎる。

再びイジメ返しのハッシュタグのついた投稿がされた。

やっぱり。まだ終わらない。終わってなどいない。

今、この瞬間にもイジメは起こっている。

そして、きっとすぐにまた始まるだろう。

負の連鎖が唐突に、きっとすぐそばで。



いじめられた人間が

いじめた人間に

イジメ返しをすることは

許されないことでしょうか?

何十倍、何百倍の痛みを

味わわさせてやりたいと思いませんか?

さぁ、一緒に始めましょう。

♯イジメ返し

                        【END】

< 275 / 275 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:973

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

【完結】傷モノ令嬢は冷徹辺境伯に溺愛される
なぁな/著

総文字数/100,534

ファンタジー76ページ

第5回ベリーズカフェファンタジー小説大賞エントリー中
表紙を見る
音無くんはあたしにだけ甘い
なぁな/著

総文字数/19,159

恋愛(学園)5ページ

表紙を見る
幸せな離婚
なぁな/著

総文字数/41,413

恋愛(その他)60ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop