イジワルな彼は私を溺愛しています ②
「口開けて」
「え?!」
この公共の場で…その、あーんというものをするの?
「早くしたら?」
和海は恥ずかしがっている私を見てニヤニヤしている。
「でも、ここ……」
「誰も見てないだろ?」
「それは、ないと思うけど……」
和海をチラチラ見ている人が性別関係なくがいる。男性まで和海は虜にしているのだろうか。
「気にするな。俺だけ見てろ」
そっちの方が照れるでしょうが!
「顔真っ赤」
和海は笑いながら私が喋ろうと口を開けたすきに私の口にケーキをいれた。
「っ〜//」
恥ずかしいっ!
「誕生日プレゼント」
ケーキを食べ終わったとき、和海が小さな箱と縦長の箱を私の前に置いた。
「ありがとう。開けてもいい?」
「どうぞ」
私は大きい縦長の箱を開けた。
「きれい……」
中に入っていたのはサファイアが眩しいネックレスだった。
ネックレスなら、学校にもつけていける。