イジワルな彼は私を溺愛しています ②
「ごめん、お待たせ。はい、沙知の本ね」

有紀が沙知に一冊の小説を渡す。

「有紀ちゃんありがとう」

「どういたしまして。この後どうする?」

「ご飯食べよ。お腹空いた」

私が言った。

「ああ、何処に行く?」

「パスタはどうだ?」

「うん、いいと思う」

ということで、地下にある洋食レストランに向かう。

レストランの店員はイケメン揃いの団体に驚きつつ、奥のテーブル席の案内してくれた。
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