イジワルな彼は私を溺愛しています ②
無料通話という有難いサービスを使って、萩原さんと話しながらパソコンをたたいていた。
『バレンタインチョコですか。私は毎年主人と仕事仲間にあげてました』
萩原さんは会社にいるので仕事モードだ。
「仕事仲間?」
『いわゆる義理チョコです。日頃お世話になってますからね』
「なるほど」
それなら社員にもあげよう。
沢山作らないといけなくなるから、本社にいる人だけでいいか。
それと日頃お世話になっている人なら、亜矢と沙知、生徒会役員の人、ボディーガードにもだ。
私はネットでチョコのお菓子の作り方を検索した。