イジワルな彼は私を溺愛しています ②
「有紀」

「なに?」

隣にいる和海の方を向いた瞬間、いちごが口の中に入れられた。

皆が見てるところでこんなことやるなんて、恥ずかしすぎる。

「美味いか?」

「恥ずかしいからやめて」

いちごを飲み込んでから言った。

「顔がいちごみたいになってるな」

和海が小さく笑った。

「もう!」

私は和海から目を逸らして、いちごパフェを頬張った。




「お腹いっぱい……」

ハンバーグ定食にいちごパフェは食べ過ぎた。

私は生徒会室に戻ってから机に突っ伏した。

仕事も終わったから、急いでやることもない。

私はそのまま寝てしまった。





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