単純な恋(仮)


「じゃ、俺と愁も紹介おわったし」
と、要はいつの間にか生徒会長プレートの置かれた机の椅子に座ってる人を見る。
流れで私も目線をその人に向ける


さらさらと風に靡く綺麗な黒髪

なんでも見透かされてるかのような二重の切れ長な目


着崩された制服、首元に指輪をひっかけたネックレスが光る

チャラそうに見える格好かもしれないが彼が着ると違和感が感じられない。寧ろ、しっくりきすぎて悪い印象がない。


綺麗な口元が動く____

「……きもい、見すぎだ」

…………ははぁぁぁっっ!?


「み、見てませんけど!?穴があくほどガン見なんかしてませんけど!?」

腹立ちすぎて勢いよく立ってしまった



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