極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました
地震に見舞われた建物みたいなものかもしれない。
その時は持ちこたえたように見えても、深部にダメージを受けている。時間とともに、それが浮き彫りになってゆく。
帰宅して、部屋着に着替えて、エプロンをつけてふたり分の夕飯作り。
ハンバーグと卵とトマトの中華風スープと、クレソンのサラダもつけて。
夕飯作りはうまくいった。
彬良くんは連絡くれた通り、早めに仕事を切り上げて帰ってきてくれて、ふたりで食卓を囲む。
昨日のことなんてなかったみたいに、いつもみたいに笑ってしゃべることができた。
わたしたちはだいじょうぶだ、あんなことくらいで壊されたりしない。
なのに———
夕飯を終えて、ふたりで並んでソファにかけてお茶を飲みながらおしゃべり。
ふと会話がとぎれたタイミングで、彼がわたしの頬に触れて、そのままそっと顔を近づけてくる。
その時は持ちこたえたように見えても、深部にダメージを受けている。時間とともに、それが浮き彫りになってゆく。
帰宅して、部屋着に着替えて、エプロンをつけてふたり分の夕飯作り。
ハンバーグと卵とトマトの中華風スープと、クレソンのサラダもつけて。
夕飯作りはうまくいった。
彬良くんは連絡くれた通り、早めに仕事を切り上げて帰ってきてくれて、ふたりで食卓を囲む。
昨日のことなんてなかったみたいに、いつもみたいに笑ってしゃべることができた。
わたしたちはだいじょうぶだ、あんなことくらいで壊されたりしない。
なのに———
夕飯を終えて、ふたりで並んでソファにかけてお茶を飲みながらおしゃべり。
ふと会話がとぎれたタイミングで、彼がわたしの頬に触れて、そのままそっと顔を近づけてくる。