なぜか1番大好きなアイツ
え。前でんの?
若干めんどくさいな〜と、思いつつ仕方なく席を立ち、教卓のところに立った。
「え!彩綾ちゃん文化祭の実行委員やるの!?…それなら俺立候補したのに〜」
ざわざわしだす教室内。
てか、早く出てきてよ。
真田くん。
そう思って真田くんの方を見ると、
…寝てた。
完璧寝てる。
真田くんの隣の席の我らの学級委員長、さっちゃんに声をかけた。
「さっちゃん、隣のバカを起こしてくれない?」
「あはっ!バカって!!そんなこと言うの彩綾くらいだよ?」
そう言って笑ってから真田くんを起こしてくれた。
「ほーらっ!真田〜!!彩綾が困ってんじゃん!」
「…ん……ぅ?」
「きゃっー!可愛い来夢くんの寝起き〜!!」