なぜか1番大好きなアイツ


可愛いよりも私が気になったのは…、








なんか…あざとくない?






そんなことを思っていた私に反して、クラス中の女子はキャッキャッ言い出した。




「ん?なに??」





「真田ー、お前寝んなよな?ただでさえ頭悪いのに生活態度悪いとか…来年また2年からやり直すかー??」






まだ寝ぼけてる真田くんにとーちゃんがズバッと言った。





「えぇっ!また2年やんのはやだー!!」




「やだーって可愛い!!」



なんか真田くんの呂律が回ってない言い方、あざとく聞こえるんだよねぇ…。



寝起きだからかな?




「お前な…てかさっさと前出て来い。今、文化祭実行委員の紹介してんだから」




「はーい……ふわぁ〜」





「あくびした〜!…もうほんっとにかっこ可愛いなぁ」





…いちいち女子が真田くんに反応してて。





…、真田くんのモテ具合にちょっと引いたのは心の中に留めておくとして。

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