ネェ、オレヲアイシテ？Ⅰ~Belief or Hypocricy~

俺は妖斗を担ぎ上げ、ベッドまで運んだ。それから、そっと掛け布団をかけた。





スースーと聞こえる寝息が微笑ましい。







こりゃあ多分、今日はもう起きないな。






売色をして生きてきたから、睡眠も今まであんまできてなかっただろうし、今日はこのまま寝かせといてやるか。





「また明日、な……」





俺はそう言い、妖斗の部屋を後にした。