ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
予感。
妖斗が起きたのは、何故か翌日の夜中だった。
「あ、やっと起きた」
俺は目を覚ました妖斗を見て、笑った。
「……光にぃ?真凛さんは?」
「もうとっくに帰ってる。お前1日以上寝てたしな」
冷静に諭すと、妖斗は驚いたのか目を大きく見開いた。
「……マジか」
「お前、
ろくに疲れ取れてなすぎなんだよ!」
肩を思いっきり叩いて、俺は妖斗につっこんだ。
「………そういうのウザい。
でも、まぁ、その……色々ごめんなさい」
妖斗は顔を俯かせて、縮こまりながら言った。