ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
「ねぇ、晴れたことだし、これからショッピング行かない?クリスマスパーティーの下準備に!」
真凛さんが手を叩いて提案してくる。
「クリスマスパーティー……?」
「あっ!妖斗は知らないよね。白龍ね、幹部と姫は毎年光輝の家に集まって、25日にクリスマスパーティーしてるのよ。もちろん今年は妖斗も参戦ね?」
俺が疑問符を浮かべて呟くと、真凛さんは上機嫌でそんなことを言ってきた。
「……俺、幹部じゃない」
「バーカ、そんなのは関係ねぇよ。家族なんだから、お前だけ家いるのにパーティ参加しないのは可笑しいだろ」
光にぃにそう言われただけで、俺は泣きそうになってしまった。