ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
化粧品店の横にあるアクセサリー屋に俺たちは入った。
真凛さんが好きなもの……か。
健全な女の子って感じするし、
アクセサリーはなんでも喜びそうだけど……。
「翼にぃは何買うの?」
「んー、それ悩みどこなんだよな。アクセに関しては、俺もうあげたことあるからなぁ。2人で2千円分くらいのを買うのもありだとは思うけどな」
ふーん。
「光にぃは?」
「あれは聖梨奈馬鹿だから。普通に高い化粧品とか買うよあいつ」
前にいる光にぃに聞くと、何故か翼にぃが応えてきた。
「すげぇ偏見いうな」
「いやマジでそうじゃん!!
ぶっちゃけた話聖梨奈ってお前が必ず自分が気に入りそうな奴時間かけて探すの知ってるからあんな顔したんだろ!」
え。
翼にぃの声は一段と大きかった。
それを聞いた光にぃの顔は真っ赤。
光にぃって、案外わかりやすい?