ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
聖里奈が真凛に続けていうと、妖斗は頬を赤らめながら喋り始めた。
「ま、真凛。
……聖里奈」
小声でいい、真凛は楽しそうに頬を赤らめた。
「はーい、よく出来ました。さっさ、部屋行こう!!」
真凛は妖斗の片腕をつかみ、もう片方の手にはバックをぶら下げて、ダイニングルームへ向かっていく。
「……あの二人、仲いいわね」
「クク、そうだな」
俺と聖里奈は、真凛や妖斗には聞こえない程度の小声でそうこぼした。