ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
光にぃに続けて、4人ダイニングルームに入ってくる。
「あれ、誰もいないな」
翔太さんが独り言のように呟いた。
「……いや、隠れてます」
ギクッ!
光にぃは翔太さんにそう返し、俺を探し始める。
「あーやーと?」
ソファを挟んだ後ろに、光にぃの気配がした。
「ひっ」
思わず顔を青くして声を上げた俺を見て、光にぃはため息を吐いた。
「はぁ……。すいません、翔太さん優姫さん。こいつ、人間不信かなりこじらせてまして……」
それはまるで、困ったと言わんばかりに。