ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
ただ、利亜さんには髪染めても会ったらバレるんだよなきっと。
「はぁ……」
俺はため息を吐きつつ、ベランダの柵の上で頬杖をついた。
一体いつまでここにいれるのか。
あの人は、きっと今も俺を探してる。
俺は、嫌なその確信を振り払うように顔を勢いよく左右に降った。
コンコン。
「妖斗、起きてるか?」
直後、翼にぃが部屋のをドアをノックしてきて、俺はすぐさま開けに行った。