ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
「ねぇ妖斗、体重ってどうしたら落ちると思う?
その可愛い腕や手足切り落としたら落ちるかな?」
「ひっ、あっ………」
悪寒がして、大量の冷汗を体が噴き出す。
「嘘嘘。そんなに怯えなくても、そんなことはしないよ。
他にいい方法があるもん。
――ヤッチャエバアセモカクデショウ?」
「なっ!!!」
「口、閉じて」
利亜さんは、ポケットから小さく切ったガムテープを取り出して、俺の口に貼り付けた。
「んーっ!!」
続けて俺が掃いていたスキニーをずり下ろし、上に着ていたニットの下にある俺の肌をぺたぺたと触った。
この人、タチ悪い。
俺が一番これを嫌がるって知ってるくせに、やってやがる。
「んっ!!!」
犯されて、叫び声を発することもできず、頭の中にどうしようもない不快感だけが募っていく。
…………気持ち悪い。