ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~




「げほっ、ゲホッ!!!」





目覚めた朝から、夜まで食事も与えられず
に犯され続け、俺は部屋の中で血を吐いた。






ガムテープがついさっきまでくっついていた唇は、火傷したみたいにヒリヒリした。







「妖斗、縄ほどいてあげるから、ここの一つ下の階にあるお風呂入ってきていいよ」



近くにいた利亜さんは、俺の手首と足首の拘束を解いた。





「……利亜さん、俺が風呂から出たらまた犯す気でしょう?」





「ううん。今日はもう犯さないよ?」




「……わかりました、行ってきます」




この人がこういう時嘘を言わない人なのは、良く知っていた。







縄を解かれ、俺は無駄に重く感じる体を動かしてどうにか立ち上がり、部屋を出た。







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