ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
「だってそうでもしないと、お前またやるだろ?」
そう言って、空にぃは上機嫌に笑った。
「まぁそうかもしれないけど……」
光輝さんも空にぃも、どうやら本気で
俺に売色を二度とさせないつもりらしい。
まだ借金も残ってるのに。
でも、それも悪くないのかな。
それがない世界で生きるのは、ちょっと怖いけれど、
少なくとも俺は、もう独りぼっちではないから……。