ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
「アハハ!
やっぱりそうだよねー!」
空元気みたいに、わざとらしく大きな声を出して真凛さんは言った。
どうしたらいい。
真凛さんが落ち込んでんのは断った俺のせいだ。
でも、他に俺に選択肢なんて……。
いや、ある。たった一つだけ。
「あの、2人きりじゃなくていいなら……宜しければ、デートしませんか?」
そう。
これが俺の取れる最善策だ。