ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~
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夜中の11時、俺は妖斗の部屋をそっと開け、寝てるかどうかを確認した。
「ハー」
ちゃんと寝ていたことに安堵して、思わずため息がこぼれた。心を決め、俺は妖斗の隣にある光輝の部屋へ向かう。
コンコン
「光輝、
……あいつの事で言いたいことがある」
「ちょっと待て」
ドア越しにそう声を掛けると、光輝は2.3分ほどしてから慌ててドアを開けて、俺を部屋に招き入れた。