ネェ、オレヲアイシテ?Ⅰ~Belief or Hypocricy~









好きで可哀想になったわけではない。








好きで殺されるのを見てたわけではない。






「わかったみたいに言うなよ。……好きで、目の前で人が殺されてるのに叫ぶことしか出来なかったわけじゃないっ!!」







気がつけば、まるで駄々をこねるみたいに
叫んでいた。






「「妖斗……」」







「なぁ、光にぃは?翼にぃは?




この記事を見てどう思った?



酷いって、可哀想だって思った?





……光にぃは、俺を可哀想だと思ったから拾ったわけ?」









狂ったみたいにバンバン問いただす。






今まで同情してきた人、全員に裏切られた。





どうせお前らもいつかそうなるんだろう?







……一瞬でも
信じかけたこっちが馬鹿みたいだな。













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