君と奏でる、永遠のメロディー
授業を終えた僕は、家の近くの喫茶店へ来ていた。

いつも冬月ちゃんと待ち合わせる場所だ。

ホットコーヒーを飲んでいると、彼女がやって来た。

「聖也くん」

微笑みとともに、僕の隣のカウンター席に座る。

それから、他愛もない話をして、笑った。

ただそれだけの事が、とても楽しかった。

タイミングを見計らって、僕は切り出した。

「冬月ちゃん、今度の土日空いてる?」

この間の書店で、観光地のある程度の目星を付け、いつか誘おうと思っていたのだ。

「うん」

彼女の答えに、僕はホッと息をついた。

「一緒に旅行とかどうかな?」

「いいね」



そうして、僕たちは旅行の計画を立てた。

彼女との旅行に、僕は胸を弾ませた。
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