君と奏でる、永遠のメロディー
流石だった。

ディズニーランドは、子供連れや外国人の観光客でごった返していた。

人気のアトラクションは、おおむね1時間待ち。ギョッとする。

僕たちも、その長い長い行列に並んだ。




20分くらい経つと、さすがに冬月ちゃんも疲れを見せ始めた。

「大丈夫?」

そう訊く僕も、なかなかに疲れている。

「うん」

列は、ほんの少しずつ前へ進んでいく。




30分後、やっと僕たちの番が回ってきた。

スタートと同時に、シートが振動して、それから一気に加速した。

ワーッとかキャーッとか、自分でもよく分からない声を発しながら、楽しんだ。




終えると、まだ僕の胸は高鳴っていた。

隣を歩く彼女の表情は、何だかテカテカしている。

「じゃあ、次行こっか」

「うん」
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