君と奏でる、永遠のメロディー
第2章 この宇宙(そら)の向こうで、キミの呼ぶ声がする。

1(現在)

人通りがまばらになった夜の道を、わたしは歩いている。

すれ違う人たちは、皆一様に「疲れた」という顔をしている。

今日は水曜日、週の折り返し地点。

会社勤めの人ならば、「やっと半分」とか「あと2日頑張れば休みだ」とか、そういうことを考えるのだろう。

でも、わたしにはそういうのは無い。

今日もまた、何もなく、ただ時間だけが過ぎていく、淡々とした一日を終えた。
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