君と奏でる、永遠のメロディー
2
窓際の席に、向き合って座った。
店内にはのんびりとした音楽が流れ、客は殆どいない。
「さすがに、この時間だと空いてるね」
「そうですね」
僕の言葉に、彼女が頷く。
やがて店員さんが来て、僕はホットコーヒーを、彼女はカフェラテを頼んだ。
しばらく話していると、
「皆川さんは、ミュージシャンを目指しているんですか?」
カフェラテを飲みつつ訊いてきた。
「うん。そうだよ」
「やっぱりそうなんですね。歌、本当に上手いですもんね」
「いやー。お世辞が上手いなぁ」
「お世辞なんかじゃありませんよ。なれますよ、プロのミュージシャンに」
「なにその、断言」
「先見の明ってやつです」
「先見の明、かぁ」
2人でクスリと笑う。
時刻は午後11時を回っている。
そろそろ帰った方がいいだろうか。
その前に…。僕は意を決して、言った。
「あの…、もし良かったらでいいけど、連絡先、交換しない?」
「いいですよ。ケータイですよね?」
「う、うんっ」
声が上ずる。
少し手間取りながらも、僕は山岸さんとの連絡先の交換に成功した。
「それじゃあ、また連絡するから」
それで、今日はお開きになった。
店内にはのんびりとした音楽が流れ、客は殆どいない。
「さすがに、この時間だと空いてるね」
「そうですね」
僕の言葉に、彼女が頷く。
やがて店員さんが来て、僕はホットコーヒーを、彼女はカフェラテを頼んだ。
しばらく話していると、
「皆川さんは、ミュージシャンを目指しているんですか?」
カフェラテを飲みつつ訊いてきた。
「うん。そうだよ」
「やっぱりそうなんですね。歌、本当に上手いですもんね」
「いやー。お世辞が上手いなぁ」
「お世辞なんかじゃありませんよ。なれますよ、プロのミュージシャンに」
「なにその、断言」
「先見の明ってやつです」
「先見の明、かぁ」
2人でクスリと笑う。
時刻は午後11時を回っている。
そろそろ帰った方がいいだろうか。
その前に…。僕は意を決して、言った。
「あの…、もし良かったらでいいけど、連絡先、交換しない?」
「いいですよ。ケータイですよね?」
「う、うんっ」
声が上ずる。
少し手間取りながらも、僕は山岸さんとの連絡先の交換に成功した。
「それじゃあ、また連絡するから」
それで、今日はお開きになった。