日替わり喫茶 Cologne
【Chapter 2】わたしの才能…
ビーフシチューに始まり、
わたしのレパートリーは和洋折衷、
言ってしまえば、なんでも作れるようになった。
いつも、注文をするのは
誠司さん。
大体、お仕事を根詰めて仕上げた
深夜や、お昼過ぎくらいに、
ふらっとリビングに現れて、
コロッケが食べたい、とか
トンカツが食べたい、とか
カレーが食べたい、とか
いつも基本の家庭料理ばかり。
それは、工夫によってはいくらでも
わたし寄りにアレンジが効いて、
わたしは密かにレシピ本を裏切るという
優越感を覚え始めた。
わたしのレパートリーは和洋折衷、
言ってしまえば、なんでも作れるようになった。
いつも、注文をするのは
誠司さん。
大体、お仕事を根詰めて仕上げた
深夜や、お昼過ぎくらいに、
ふらっとリビングに現れて、
コロッケが食べたい、とか
トンカツが食べたい、とか
カレーが食べたい、とか
いつも基本の家庭料理ばかり。
それは、工夫によってはいくらでも
わたし寄りにアレンジが効いて、
わたしは密かにレシピ本を裏切るという
優越感を覚え始めた。