白と黒と時々ピンク。
『この後どうする?』
お開きの空気を読まずに一馬が言った。何が何でも瞳とコトを起こしたかったのだろう。
僕なりに援護したつもりだったが、一馬では瞳は無理だろうと思っていた。
水の営業を始めて2ついい事があった。
それは給料面と営業力だ。
営業力とは、売れるのか売れないのか見定める力が必要だった。
押しに弱いのか、説明に弱いのか、泣き落としか、どの攻め方をすれば購入してもらえるのか。
僕には、もともと見定める力があった。
『センスあるよ!』
社長が言った言葉が何を根拠に言ったのか分からないが、当たっていた。
一馬と高校生の時から良くナンパをしていたが、その時もイケるかイケないか、なぜか分かった。
それが社会人になり営業を始め、ますます磨きがかかった。
そんな僕が言うのだから間違いない。
瞳は一馬にまったく気がない。
それでも一馬は持って生まれたスーパー自己中で空気を乱す。
『涼は陽子さんがタイプだろ?俺には分かる。』
一馬からのとっさのフリに涼は固まった。
さすがに表情が引きつった。
『そうなん?』
陽子がハイボールを片手に急に女らしくなった。
涼は中身スッカスカだが、抜群にイケメンだった。
エックスのヒデには似てないが、涼に好意を寄せられて嫌な女はいないと思った。
それでも涼は女にモテなかった。
いや、モテるのだが、必ず数ヶ月で振られるのだ。
とにかく男らしくなかった。
お開きの空気を読まずに一馬が言った。何が何でも瞳とコトを起こしたかったのだろう。
僕なりに援護したつもりだったが、一馬では瞳は無理だろうと思っていた。
水の営業を始めて2ついい事があった。
それは給料面と営業力だ。
営業力とは、売れるのか売れないのか見定める力が必要だった。
押しに弱いのか、説明に弱いのか、泣き落としか、どの攻め方をすれば購入してもらえるのか。
僕には、もともと見定める力があった。
『センスあるよ!』
社長が言った言葉が何を根拠に言ったのか分からないが、当たっていた。
一馬と高校生の時から良くナンパをしていたが、その時もイケるかイケないか、なぜか分かった。
それが社会人になり営業を始め、ますます磨きがかかった。
そんな僕が言うのだから間違いない。
瞳は一馬にまったく気がない。
それでも一馬は持って生まれたスーパー自己中で空気を乱す。
『涼は陽子さんがタイプだろ?俺には分かる。』
一馬からのとっさのフリに涼は固まった。
さすがに表情が引きつった。
『そうなん?』
陽子がハイボールを片手に急に女らしくなった。
涼は中身スッカスカだが、抜群にイケメンだった。
エックスのヒデには似てないが、涼に好意を寄せられて嫌な女はいないと思った。
それでも涼は女にモテなかった。
いや、モテるのだが、必ず数ヶ月で振られるのだ。
とにかく男らしくなかった。