白と黒と時々ピンク。
そんな僕に女性は優しく微笑みかけ、僕の股間へと顔を近づけた。

車のスピーカーから当時流行っていた女性歌手の歌が流れていることに今更気づいた。

恋愛ソングばかりを歌い、その歌詞が共感出来ると中高生の間ではカリスマ的な存在だった。

僕は、何万人にも共感される歌詞なんて意味ないだろうと思っていた。
実際、この手の歌詞に想いを重ね、酔心するタイプの女性は好きではなかった。

そんな事を考えているうちに、僕のアレに温もりが広がった。

下品な言い方になるが、僕はこの咥えられる瞬間が1番好きだ。

見る見るうちに元気を取り戻した僕のアレはあまりにも節操のない男そのものだった。

女性は満足げに責務を果たすと僕の上に跨った。

僕は女性をギュッと抱きしめる。

その隙に、財布からゴムを取り出し、熟年の職人のような手さばきでゴムを装着した。

全てにおいて生でするリスクなど取れるものではなかった。
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