トシノサ恋 ~永久に…君に~
何でっっ…そんな…
わざわざ刺激するような事…。
「……そんな事して…
また殴りかかってきたら…どうするのよ?」
私はあなたを…巻き込みたくないのに…。
「あっ!ちょっと待ってて!」
急に新井くんが走り出していく。
「えっ?!新井くん??」
何?…どこに行ったんだろう…
数分後…
「紗和っ!」
走って近寄ってくる新井くんが見えた。
「…はいっ!あげる。」
バサッッ…
えっ……
「……これって……」
彼は私に赤い薔薇の花束を手渡した。
「…ごめん……
今、その角に花屋のワゴンが見えたから
急いで買いに行ったんだけど…
チューリップが売り切れで、なかった。
だから…薔薇の花束。」
「……薔薇の花束…?」
「うん…
誕生日、会えないなら…今、渡したい…っ。」
「そんな…薔薇なんて高いし…
それに、もらえないって言ったのに…。」
私は不安な表情で薔薇の花束を見る。
え…でも、何?この花束…
花束が二つって…どういう……。
その意味がわからずに戸惑っていると
新井くんは、少し照れくさそうに
いつもの少し掠れた低い声で言う。
「……さっき、薔薇の花束の数には
意味があるって言ったよね?」
「…うん……」
「赤い薔薇の意味は…
1本は…一目惚れ…
3本は……愛しています…
1本と3本を合わせて4本…
4本は…一生をかけてあなたを愛します。
だから…1本と3本の花束。
俺、今は紗和の生徒だけど……
それって一生じゃないじゃん。
俺は、ずっと紗和が好きだから…
だからすぐに…
俺と紗和は生徒と教師じゃなくなる。
俺、それまで、待つから。」
"一生をかけてあなたを愛します"
胸が何かにつかまれたようにぎゅ…っと
なるのがわかった。
どうしていつもこんなに直球で
ボールをど真ん中に投げ込んでくるの…。
さっき、私…君を突き放したのに…。
そんなの全然聞いてなかったみたいに
私の事を全力で好きだと叫んでくる。
ズルいよ……。
わざわざ刺激するような事…。
「……そんな事して…
また殴りかかってきたら…どうするのよ?」
私はあなたを…巻き込みたくないのに…。
「あっ!ちょっと待ってて!」
急に新井くんが走り出していく。
「えっ?!新井くん??」
何?…どこに行ったんだろう…
数分後…
「紗和っ!」
走って近寄ってくる新井くんが見えた。
「…はいっ!あげる。」
バサッッ…
えっ……
「……これって……」
彼は私に赤い薔薇の花束を手渡した。
「…ごめん……
今、その角に花屋のワゴンが見えたから
急いで買いに行ったんだけど…
チューリップが売り切れで、なかった。
だから…薔薇の花束。」
「……薔薇の花束…?」
「うん…
誕生日、会えないなら…今、渡したい…っ。」
「そんな…薔薇なんて高いし…
それに、もらえないって言ったのに…。」
私は不安な表情で薔薇の花束を見る。
え…でも、何?この花束…
花束が二つって…どういう……。
その意味がわからずに戸惑っていると
新井くんは、少し照れくさそうに
いつもの少し掠れた低い声で言う。
「……さっき、薔薇の花束の数には
意味があるって言ったよね?」
「…うん……」
「赤い薔薇の意味は…
1本は…一目惚れ…
3本は……愛しています…
1本と3本を合わせて4本…
4本は…一生をかけてあなたを愛します。
だから…1本と3本の花束。
俺、今は紗和の生徒だけど……
それって一生じゃないじゃん。
俺は、ずっと紗和が好きだから…
だからすぐに…
俺と紗和は生徒と教師じゃなくなる。
俺、それまで、待つから。」
"一生をかけてあなたを愛します"
胸が何かにつかまれたようにぎゅ…っと
なるのがわかった。
どうしていつもこんなに直球で
ボールをど真ん中に投げ込んでくるの…。
さっき、私…君を突き放したのに…。
そんなの全然聞いてなかったみたいに
私の事を全力で好きだと叫んでくる。
ズルいよ……。