トシノサ恋 ~永久に…君に~
校舎を出ると、校門に
新井くんの姿が見えた。
「…新井くんっ!!」
私は、彼の背中に叫んだ。
その瞬間…新井くんが振り返って
私の姿を見つけた。
彼は少し驚いたような顔をしていたが
すぐにいつものように笑って
私を見ている。
「…新井く…ん…」
その笑顔がいつものように
かわらず優しくて…
そんな笑顔を見せられた私は
胸がどうしようもなく苦しくなる…。
「…紗和っ!」
私の表情から、全て分かったように
私の名前を呼ぶと、軽く手を上げた。
「…ねぇ、どうして?
どうして…こんな事するの?」
私は、涙が出るのを必死に堪えながら
そう呟いて彼に、近づいていく。
「なんだよ…そんな顔して…
もしかして、全部…聞いたんだ?」
彼は、低く掠れた声で笑う。
「聞いたよ……何で、こんな事…?」
「…うん」
「うん…って…
何で…新井くんが学校辞めるのよ!」
私がそう言って新井くんに
近寄ろうとすると…
「あっ、ストップ!」
「…え?」
新井くんは、私から離れようとする。
…何で離れるの??
「俺と親しくしてる所…
誰かに見られたら、困るだろ?」
「な…何それ…困らないよっ!」
「バカ…困るよ…ちゃんと考えなっ…
俺、学校辞める…から。
紗和は、ちゃんと先生続けな…
ずっと頑張ってきたんだからさ。」
彼は子供を諭すような口調で言った。
「何で…ダメだよ…
絶対、ダメ、私は…そんな事…できない。
新井くんを悪者になんて、できない。
嘘つくの嫌だから…
私…好きだから、新井くんが……。」
ポロ…
涙が頬を流れていく。
新井くんの姿が見えた。
「…新井くんっ!!」
私は、彼の背中に叫んだ。
その瞬間…新井くんが振り返って
私の姿を見つけた。
彼は少し驚いたような顔をしていたが
すぐにいつものように笑って
私を見ている。
「…新井く…ん…」
その笑顔がいつものように
かわらず優しくて…
そんな笑顔を見せられた私は
胸がどうしようもなく苦しくなる…。
「…紗和っ!」
私の表情から、全て分かったように
私の名前を呼ぶと、軽く手を上げた。
「…ねぇ、どうして?
どうして…こんな事するの?」
私は、涙が出るのを必死に堪えながら
そう呟いて彼に、近づいていく。
「なんだよ…そんな顔して…
もしかして、全部…聞いたんだ?」
彼は、低く掠れた声で笑う。
「聞いたよ……何で、こんな事…?」
「…うん」
「うん…って…
何で…新井くんが学校辞めるのよ!」
私がそう言って新井くんに
近寄ろうとすると…
「あっ、ストップ!」
「…え?」
新井くんは、私から離れようとする。
…何で離れるの??
「俺と親しくしてる所…
誰かに見られたら、困るだろ?」
「な…何それ…困らないよっ!」
「バカ…困るよ…ちゃんと考えなっ…
俺、学校辞める…から。
紗和は、ちゃんと先生続けな…
ずっと頑張ってきたんだからさ。」
彼は子供を諭すような口調で言った。
「何で…ダメだよ…
絶対、ダメ、私は…そんな事…できない。
新井くんを悪者になんて、できない。
嘘つくの嫌だから…
私…好きだから、新井くんが……。」
ポロ…
涙が頬を流れていく。