トシノサ恋 ~永久に…君に~
川津さん、私を頼ってくれた…

こんな自分勝手な私を…。

これがきっと最後…

教師として最後の仕事になる。

彼らの為に…

私が、するべき事…

それが…

私にできる精一杯の役目。

川津さんの肩を抱き絞めながら

そう心に決めた。

「…川津さん、大丈夫だから。」

そうして、私は再び新井くんを

捜し始め、彼のアパートを訪れていた。
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