トシノサ恋 ~永久に…君に~
あれから毎日、新井くんを
捜し続けている。
仕事が終わってから2時間…
休日は、出来る限り捜した。
彼が行きそうな場所やバイト先…
全て捜したが駄目だった。
もしかしたら前のバイト先に
来るかと思い辞めた後何度も
行っていみたが彼を見つける事は
できなかった。
気づけばあれから…
1ヶ月が過ぎようとしていた。
「…いないかぁ…。」
今日は、仕事帰りに
初めて出会った公園を捜したが
やはり彼はいるはずがなく…
ベンチに座って少しボーッとする。
腕時計を見ると8時30分だった。
毎日、仕事終わりは9時頃まで捜して
帰るのが日課になりつつあった。
「…後、少し…」
そう思い立ち上りながら
ふと、歩道に目をやる…
「…え…っ」
ドクンッッッ…
「…あ、新井くん…」
彼によく似た後ろ姿が見えた。
その瞬間…
歩道に向かって必死に走り出す。
「…あ、待ってっ…!」
ガシッ
私は、その後ろ姿の腕を掴んだ。
「…はぁ…はぁ…あ、新井くん…」
苦しい呼吸を整えながら
ゆっくりと顔を上げる。
「はぁ?誰だお前…っ!」
その後ろ姿は…
新井くんではなかった。
あっ…違う…
新井くんじゃなかった…
落胆する気持ちを隠せない…
「あの、すみません…」
謝ろうと頭を下げようとすると
「てめぇ、ごらぁ…っっ
ふざけんなよ、ババアがっ!」
そう言って私ににじり寄ってくる。
「…すみません…っ」
どうしよう…殴られるかも…っっ。
そう思い下を向いた瞬間…
3人の内の一人が
「まぁまぁ…怒んなよ…
お姉さん可愛いねっ!
俺らさ、暇してるんだ~
一緒に遊ぼうよ…っ。
そしたら、許してあげるから…っ。」
そう言って私の肩を掴んでくる。
「…や、やめて…っ。」
「アハハっ
やめてだって…っ!
ますます可愛いじゃん。
ねぇ、お姉さんさ、年いくつ?
俺は、20だけど~!」
「俺は、17だけどね。」
そう言って最初に怒鳴った男が
煙草に火を着ける。
「…あなた…未成年でしょ?
煙草なんて吸って…っ…」
私が彼を見上げると
「あ?だから?」
そう言って私を睨んでくる。
「この状況で説教かよ…
お姉さんさぁ、面白いね…っ。」
肩を掴んでいた男が
私の髪をクシャッと掴んだ。
私は、首を横にする。
「あれぇ…
この顔…どっかで見たよな…?」
煙草を吸っていた男の隣にいた
一番年上らしき長髪の男が
私の顔をじっと見る。
…ゾクッ……
…その男の顔を見て一瞬で
思い出した。
あっ……っっっ!
その男が前に私を襲った奴だと
すぐにわかった。
つまり…この2人も…あの時の…
ゾワッッッ…
一瞬にして鳥肌が立ってくる。
どうしよう…
膝がガクガクと震えてくる。
……………たすけて…っ。
「…やっぱり…前に会ってるよな?」
私の目が反射的に見開く…。
その反応を見て…
男は、確信したようにニヤリと
笑った。
「…ビンゴだ。」
男が私の顔をゆっくりと触る。
「よし、じゃあ、行こうぜっ。」
グイッ
私の腕を力強く掴む。
「…や、やだっっ…」
震えて、うまく言葉が出てこない。
ガクッ
膝が崩れ、その場に倒れそうに
なる。
「びびったのかぁ?
仕方ねぇーな、おいっっ!
両腕掴んどけっ。」
そう言って私のもう一方の腕を
捕まれそうになった時…
嫌だっ…たすけて…!!
「た、たすけてっっっっ!!」
私は、必死に叫んだ。
「おいっ、静かにしろっ…」
そう言って口を
塞がれそうになったが
その手を振り払って必死に叫ぶ。
「いやぁっっ、助けてっ!
誰かっっっっ!」
パンっ!
顔に鈍い痛みが走る。
「てめぇ、静かにしろって
言ってんだろがっっ!」
そう言って私の胸ぐらを掴んで
殴ろうとする拳が見え、思わず
目を閉じた瞬間…
ドスッッ
何か鈍い音が聞こえたと思うと
私の胸ぐらを掴んでいた手が
急に離れた。
え…何…?
そう思いゆっくり目を開けると
そこには、私を殴ろうとした男が
倒れていた。
「……え」
捜し続けている。
仕事が終わってから2時間…
休日は、出来る限り捜した。
彼が行きそうな場所やバイト先…
全て捜したが駄目だった。
もしかしたら前のバイト先に
来るかと思い辞めた後何度も
行っていみたが彼を見つける事は
できなかった。
気づけばあれから…
1ヶ月が過ぎようとしていた。
「…いないかぁ…。」
今日は、仕事帰りに
初めて出会った公園を捜したが
やはり彼はいるはずがなく…
ベンチに座って少しボーッとする。
腕時計を見ると8時30分だった。
毎日、仕事終わりは9時頃まで捜して
帰るのが日課になりつつあった。
「…後、少し…」
そう思い立ち上りながら
ふと、歩道に目をやる…
「…え…っ」
ドクンッッッ…
「…あ、新井くん…」
彼によく似た後ろ姿が見えた。
その瞬間…
歩道に向かって必死に走り出す。
「…あ、待ってっ…!」
ガシッ
私は、その後ろ姿の腕を掴んだ。
「…はぁ…はぁ…あ、新井くん…」
苦しい呼吸を整えながら
ゆっくりと顔を上げる。
「はぁ?誰だお前…っ!」
その後ろ姿は…
新井くんではなかった。
あっ…違う…
新井くんじゃなかった…
落胆する気持ちを隠せない…
「あの、すみません…」
謝ろうと頭を下げようとすると
「てめぇ、ごらぁ…っっ
ふざけんなよ、ババアがっ!」
そう言って私ににじり寄ってくる。
「…すみません…っ」
どうしよう…殴られるかも…っっ。
そう思い下を向いた瞬間…
3人の内の一人が
「まぁまぁ…怒んなよ…
お姉さん可愛いねっ!
俺らさ、暇してるんだ~
一緒に遊ぼうよ…っ。
そしたら、許してあげるから…っ。」
そう言って私の肩を掴んでくる。
「…や、やめて…っ。」
「アハハっ
やめてだって…っ!
ますます可愛いじゃん。
ねぇ、お姉さんさ、年いくつ?
俺は、20だけど~!」
「俺は、17だけどね。」
そう言って最初に怒鳴った男が
煙草に火を着ける。
「…あなた…未成年でしょ?
煙草なんて吸って…っ…」
私が彼を見上げると
「あ?だから?」
そう言って私を睨んでくる。
「この状況で説教かよ…
お姉さんさぁ、面白いね…っ。」
肩を掴んでいた男が
私の髪をクシャッと掴んだ。
私は、首を横にする。
「あれぇ…
この顔…どっかで見たよな…?」
煙草を吸っていた男の隣にいた
一番年上らしき長髪の男が
私の顔をじっと見る。
…ゾクッ……
…その男の顔を見て一瞬で
思い出した。
あっ……っっっ!
その男が前に私を襲った奴だと
すぐにわかった。
つまり…この2人も…あの時の…
ゾワッッッ…
一瞬にして鳥肌が立ってくる。
どうしよう…
膝がガクガクと震えてくる。
……………たすけて…っ。
「…やっぱり…前に会ってるよな?」
私の目が反射的に見開く…。
その反応を見て…
男は、確信したようにニヤリと
笑った。
「…ビンゴだ。」
男が私の顔をゆっくりと触る。
「よし、じゃあ、行こうぜっ。」
グイッ
私の腕を力強く掴む。
「…や、やだっっ…」
震えて、うまく言葉が出てこない。
ガクッ
膝が崩れ、その場に倒れそうに
なる。
「びびったのかぁ?
仕方ねぇーな、おいっっ!
両腕掴んどけっ。」
そう言って私のもう一方の腕を
捕まれそうになった時…
嫌だっ…たすけて…!!
「た、たすけてっっっっ!!」
私は、必死に叫んだ。
「おいっ、静かにしろっ…」
そう言って口を
塞がれそうになったが
その手を振り払って必死に叫ぶ。
「いやぁっっ、助けてっ!
誰かっっっっ!」
パンっ!
顔に鈍い痛みが走る。
「てめぇ、静かにしろって
言ってんだろがっっ!」
そう言って私の胸ぐらを掴んで
殴ろうとする拳が見え、思わず
目を閉じた瞬間…
ドスッッ
何か鈍い音が聞こえたと思うと
私の胸ぐらを掴んでいた手が
急に離れた。
え…何…?
そう思いゆっくり目を開けると
そこには、私を殴ろうとした男が
倒れていた。
「……え」