トシノサ恋 ~永久に…君に~
「……うん、わかった。」

「ありがとう。」

勝平はその脱いだ服を手に

洗面所に入っていく。

……ドキンドキン…

どうしよう…

まだ心臓がドキドキしてる。

勝平のあんな顔…初めて見た。

今まで、ケンカなんてほとんど

した事なかったから…

本当に、ビックリした……。

「…あ…私も着替えないと…。」

私が寝室に行こうとすると

勝平が急に部屋に入ってくる。

「……しょ、勝平……どうしたの?」

「あのさ、俺のTシャツとスエット

使った?」

「…………え」

「今、見たら…

洗濯機の中に入ってたから…。」

勝平の顔…全然笑ってない。

もし……

新井くんが、泊まったなんて…言ったら。

いや……あの日は、まだ新井くんって

知らなかったわけだから…。

見ず知らずの男を

泊めたなんて知られたら……っっ!

「……あのね

それ、最近使ってなかったから

洗っておこうと思って……。」

もし、勝平がこの事知ったら…。
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