トシノサ恋 ~永久に…君に~
「女子の方が

知ってるんじゃないっすか?」

男子がこの前、新井くんの周りにいた

女子を指差した。

「…皆、新井くんが

どこにいるかわかる?」

私が女子に訪ねると、この前まで

新井くんって騒いでいた女子の態度が

一変していた。

「さぁ~、知りませんけど

何で私達なんですか?」

……え?

この前は皆で新井くんの事を

キャーキャーって騒いでなかった?

「……新井くんと仲いいと思って。」

「仲良くないですよ~?

って言うか……あの人ヤバイでしょっ。

関わりたくないよね~。

他校の生徒もボコボコにしてたって

噂あるし…っ。」

「ねー、ヤバイよね……。」

「見た目は良いんだけどねぇ…

ガチでヤバイのは無理でしょっ?!

ちょっと関わりたくないよね…っ。」

「あ~もったいないよねぇ…っ。」

そう言って女子は笑っていた。

どうやら、この前のケンカで

新井くんは、クラスから孤立して

しまったらしい。

新井くんが心配になった…。
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