トシノサ恋 ~永久に…君に~
はっっっ!

お腹……恥ずかしすぎる……っ。

鳴ったのバレた?

私が自分のお腹の虫に

あたふたしていると

「……ぷっ、アハハっ…。」

新井くんが、吹き出して笑う。

「…あ、これはねっ…

違うのっ、私もお昼まだでっ…。」

「…アハハ、やっぱ先生、面白いわ……」

「え、だから、違うのっ…!」

「腹、減ってるんでしょっ?

これ、食べる?」

新井くんは、私にお弁当を渡してくる。

「えっ、そんな……。」

あ……これ、この前食べた卵焼き……。

美味しかったんだよなぁ…。

私は、思わず…その卵焼きを食べていた。

「あ~!

これ、やっぱり……美味しいっ!」

あっ、やばっ……

生徒のお弁当を食べるとか…何してんだっ。

最低だわ……私。

そう思って少し気まずくなり

新井くんをチラッと見た。

ドキンッッ……。

えっ……。
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