トシノサ恋 ~永久に…君に~
「映画10時50分からなのに…
ちょっと早く着きすぎちゃった
かなぁ…。」
腕時計を見ると10時を少し過ぎた
所だった。
駅の改札を通り、駅前の映画館に
入った。
「新井くん…まだ来てないよね…。」
そう思って、映画館のホールに置いてある
映画予告のパンフレットを手に取って
眺めようとした時…
新井くんがホールのベンチに座って
何か紙を広げて見ているのが目に入った。
「…え、新井くん…っ。」
もう…来てるなんて思わなかった。
どうしよう…声、かけるべき?
でも…早いかな…。
何か…張り切ってるように思われない?
私が…迷ってウロウロしていると
ガラスに映る自分の姿が目に入る。
黒地に小花柄のシフォン素材の
ワンピースと
シンプルな黒いバレエシューズ。
いつもは肩までのストレートヘアを
今日は髪の毛を少しアレンジして
ハーフアップしている。
「……私…」
これじゃあ…
本当にデートみたいになっちゃう。
何で、こんな格好…
してきちゃったんだろう。
「……どうしよう…」
腕時計を見ると10時12分…
「…まだ大丈夫。」
少し遅れるけど…着替えて出直そう。
そう思って、映画館を出ようとした。
ちょっと早く着きすぎちゃった
かなぁ…。」
腕時計を見ると10時を少し過ぎた
所だった。
駅の改札を通り、駅前の映画館に
入った。
「新井くん…まだ来てないよね…。」
そう思って、映画館のホールに置いてある
映画予告のパンフレットを手に取って
眺めようとした時…
新井くんがホールのベンチに座って
何か紙を広げて見ているのが目に入った。
「…え、新井くん…っ。」
もう…来てるなんて思わなかった。
どうしよう…声、かけるべき?
でも…早いかな…。
何か…張り切ってるように思われない?
私が…迷ってウロウロしていると
ガラスに映る自分の姿が目に入る。
黒地に小花柄のシフォン素材の
ワンピースと
シンプルな黒いバレエシューズ。
いつもは肩までのストレートヘアを
今日は髪の毛を少しアレンジして
ハーフアップしている。
「……私…」
これじゃあ…
本当にデートみたいになっちゃう。
何で、こんな格好…
してきちゃったんだろう。
「……どうしよう…」
腕時計を見ると10時12分…
「…まだ大丈夫。」
少し遅れるけど…着替えて出直そう。
そう思って、映画館を出ようとした。