サマータイム ブルー
「森下ぁ まだ、コレ乗ってたんだな……。お前の好きそうな車だ……」
森下は このワゴンに 乗ってこの夏で、8年になる。
さして大きくもない、ミドルサイズのアメ車である。今迄、大きな故障は 無いものの 2、3日前から エンジンオイルが、漏れ始めていた。
「森下ぁ? コレ……オイル漏れてねぇ……か?」
「それが、どうした……? ちゃんと、オイルが、入ってる証拠だぜ」
『ア~!いたぁ~お兄さん』
一瞬、周囲の気温が、上がった……。先程の 娘達が 踊るように 店から 飛び出してきたのだ。
『また 飲みましょ~ オヤスミナサ~イっ』
森下は、娘達を横目にすると、少しウンザリしながら、頭上のサンルーフを開け放った……。
森下は このワゴンに 乗ってこの夏で、8年になる。
さして大きくもない、ミドルサイズのアメ車である。今迄、大きな故障は 無いものの 2、3日前から エンジンオイルが、漏れ始めていた。
「森下ぁ? コレ……オイル漏れてねぇ……か?」
「それが、どうした……? ちゃんと、オイルが、入ってる証拠だぜ」
『ア~!いたぁ~お兄さん』
一瞬、周囲の気温が、上がった……。先程の 娘達が 踊るように 店から 飛び出してきたのだ。
『また 飲みましょ~ オヤスミナサ~イっ』
森下は、娘達を横目にすると、少しウンザリしながら、頭上のサンルーフを開け放った……。